1.はじめに
公式生産お疲れ様です。大体この時期に殿下来てめんどいっすよね。
日頃からわりと気持ち悪いニトロ厳選をこなして3代目から引っ張ってる方だと思う自分ですが、もちろん毎月あんな配合してたら破産するので、手持ちの才能と非凡から噛み合う勝ち筋を思いついた時以外は1薄をやるようにして、ここぞでキモい配合やってます。中堅っぽいスタイルですね。
ただ、1薄って結構パーツ必要なんですよね。初心者向けみたいな印象ありますけど、人の配合パクろうとして因名は全部年号で代替みたいなことやってるとクロスがお亡くなりになって、結果イワシだけを失うみたいなのは良くあるんじゃないかと思います。だって、持ち種って人それぞれどう足掻いても違うから、人と同じ配合を丸パクリしようとすること自体がナンセンスだと思っています。(もちろん初心者が導入として行う勉強にはなりますが、強い馬を出す目的の下では最善ではないという意見です。)
今回、結構いい配合が組めたので、それを元に解説していきたいと思います。
2.まず種の1薄時の見事系統と睨めっこしよう
今回やるのはステイゴールド1薄です。
1薄時に見事はNearとTedになりますね。
Nearはノーザンテーストがあって、ヘイルトゥリーズンと相性が6発生するので、ノーザンテースト極走持ってるし、肌父父父父かキックか肌肌肌父父に起きたいな〜とか考えます。
Tedの方はアンダースタンディングですね。テディ系はヘイルトゥリーズンと3の相性が発生します。
ここでテディ系を肌父側に添えた場合の相性値について考えてみましょう。
テディ系3×3=9
ノーザンダンサー、マイバブー、ネイティブダンサーは6なので、キックで使えば6×2.5=15になります
肌肌肌父か肌肌肌肌父のどちらかにもこれらを使えば(ただし、ダブりではない系統で)、6×2=12になります。
これらを足し合わせると、奇跡ボーナス(肌父と種の系統相性があると3加算)も加味して39になります。
最大値が出るのは39.5からです。従って、39.5を肌父テディで満たすためには全てで相性が発生する必要があります。
ネイティブダンサーとレイズアネイティヴ、エタンはいずれもNatなので、相性39.5を考えたとき、肌超完璧以上を満たしながらやるにはネヴァーベンドかヒムヤーかロイヤルチャージャーが必要になります。(この辺は相性表を見て考えてください。たかなさんの記事まとめなどに最新の相性表が載っています。)
ロイヤルチャージャーについては、ステイゴールドの中にステイゴールドやサンデーサイレンスと言ったクロスに有用なRoy種があることから避けたいと考えます。
また、ヒムヤーについてもドクターフェイガーしか真究極種がなく、しかもこいつがスタ乗りが悪く、また系統的に配合理論が悪くなるため、避けたいと考えます。
キモすぎw
ネヴァーベンドについては話が変わって来ます。ミルリーフという優秀な種があるからです。メモリーレーンとクロスするので単体でクロスを増やすことが出来る優れものです。
従って、プランとしては
①ノーザンテーストで肌を作り、相性値にわりと余裕を持たせる
②テディで肌を作り、肌肌肌肌父もしくは肌肌肌父にネヴァーベンドを用いる
の2択になることになります。
また、①の場合に肌肌肌父をテディ系にすると、18+6+3で27の相性値になり、キックで相性値が発生しない場合最大でも39になることから、
①'ノーザンテーストで肌を作り、肌肌肌父をテディ系にして、キックも相性値が発生するものにする。(キック相性値5以上ならば、肌肌肌肌父が相性発生しなくてもok)
①"ノーザンテーストで肌を作り、肌父肌父にテディを置き、残り3か所の相性値で18.5以上になるようにする。
の2パターンが考えられます。
ここまで考えた上で、残りを埋めるため、キックを考えます。
3.キックの決定
僕が持っている275が出るキック種はティンガーラとロードカナロアです。
ロードカナロアはスピード148まで出る変わりに、肌父がnearです。
これがどういうことかというと、今回見事にはnearを使わなければならないので、肌超完璧や奇跡ができなくなってしまいます。一方のティンガーラは147までしか出ませんが、代わりにロードカナロアよりもニトロが詰まっています。
また、274キックでも有用だと考えて愛用しているラーイ君ですが、肌父がRoyなので、せっかく持っているステイゴールド天煌を使いたい僕としては肌完璧でやらなければ天煌クロスが出来ないというデメリットが結構大きいので、今回は不採用となりました。
以上を勘案して、今回はティンガーラ奇跡となります。
キックが決定したところで先ほどの相性値の議論を振り返ります。
①の場合、相性は既に18+15+ボーナス3で36あります。つまり、テディは肌肌肌父にしても、肌種肌父にして、残りにネヴァーベンドかNative系(レイズ、ネイティブダンサー、エタン)を入れればOKです。
②の場合は9+15+ボーナス3で27です。Native系とネヴァーベンド系でOKです。
ここからは、それぞれについて具体的に配合を考えて掘り下げて行くことになります。
4.肌はなるべく超完璧で作ろう!…なんで?
まだ決まっていない位置の種牡馬を決定する前に、そもそもどの程度クロスが出来るのか考えてみましょう。
種肌側について考えてみると、ティンガーラ奇跡なので、面白と見事で1箇所ずつHerを使うことになります。
つまり、残った見事と面白は1枠ということになります。
ここで、肌側でどのくらい自由度があるか、試しに①'で考えます。
肌父父父がノーザンテースト
キックがティンガーラ
肌肌肌父がTed系の馬
までが確定しています。
肌父肌父と種側の見事系統が一致しないといけないので、ここに何らかの異形を入れます。試しにSt.のヒズマジェスティ瓏覇と覇煌を入れたとしましょう。
残っているのは、肌父父肌父、肌父肌肌父、肌肌肌肌父の3枠と、種側の面白1枠になります。
種側の面白にアメリゴ、肌肌肌肌父にネアルコを入れてクロスさせると仮定してみます。
残っているのは肌側に2枠ありますね。
種のステイゴールド瓏覇をクロスしたいので、肌父肌肌父にステイゴールド天煌をクロスさせます。
これで残り1枠になりました。
つまり、何が言いたいかというと、
「種1薄の見事ラインにない系統で奇跡を組む際、種の系統でクロスを入れると、隙間は残り1枠しかない」
ということです。つまり、残り1枠に単騎でクロスできる種牡馬があるなら、肌超完璧の方がいいことになります。
そして、単騎でクロス可能な3因子種は結構あります。
参考:http://appligame.xyz/dabimas/archives/35532
↑めっちゃ役に立ちます。ブクマしてますw
今回はサッカーボーイ天煌(ステイゴールドのママと全兄弟)があるのでそれを嵌め込むことにします。
5.ブラッシュアップ
サッカーボーイ天煌とステイゴールド天煌がクロスすることにより肌が超完璧で組んだ方が効率良くなります。
この後は①②それぞれについて配合を組んだ後、ニトロ効率について考えて良い方を採用します。これは人によります。持ち種に依存するからです。
今回は短ニトロと速クロスを考えて、面白のクロスにはミスワキ縮地とミスタープロスペクター神速を採用し、僕はテディ系の真究極種をダマスカスとメジロデュレンしか持っていないので、隔世も考慮しつつ、テディ系にはメジロデュレンを採用することにしました。
隔世非凡まで意識して、ノーザンテースト極走で肌を作るプランを採用しました。
6.とりあえず牝馬は無視して決めてみよう
ここまでの議論から複数の案を組み、比較した結果最善と考えられるクロスとニトロのバランスを実現した組み合わせを採用するようにしましょう。
特に、短ニトロが足りなくなりがちなので、父が短因子持ちで、息子をクロスさせる、等、テクい感じでクロスを増やしていきましょう。
速20長10短10に近づけられるように、自分の持っている種をはめ込んでいきましょう。ここからはパズルです。
今回は種肌の面白側にミスワキ縮地、肌種側にミスタープロスペクター神速を採用しました。
7.自家製クロスは捩じ込めるだけ捩じ込もう
ダビマスにおいては、肌名と父名が完全に一致した種と肌はクロスが掛かるようになっています。
従って、種を作る際に生まれた牝馬をもう片方の親の血統に組み込む場合、クロスすることになります。
今回はノーザンテースト極走の息子をクロスすることにしました。ノーザンテーストは血統内に速と底しか持たないため、自家製クロスにおいて非常に優秀になります。
1薄についてはクロスがカツカツなため、如何に自家製クロスが埋め込めるかが鍵となります。
難クロスによる気性downは結構大きいので、なるべく有用なニトロを持った種を自家製クロス掛けるように意識しましょう。
8.完成、比較
以上の思考プロセスの結果、以上のような配合が完成しました。
単純なニトロ以上に意識することは複数あります。
①肌の種ラインがスタミナの乗りやすい種か…例えばミスタープロスペクターはスタミナの乗りにくい種として知られています。なるべくスタ乗りが良い種を肌父父父父に採用しましょう。何がスタ乗りが良くて悪いかは、経験と、先輩のアドバイスです。とりあえずやってみる姿勢と、わからなかったら聞きに行くガッツが大切です!
②超完璧の前に奇跡でAAを出しておこう!
…超完璧な配合は奇跡の配合よりは弱い配合です。奇跡の配合でAAを出す→キック種をつける→超完璧で肌を作る、というようにすると安定するでしょう。
僕はアンダースタンディングを持っていないためにメジロデュレンを2薄して肌肌肌を作ることにしました。
この際メジロデュレン神煌が肌作りでクロスするため肌作りがだいぶ楽になります。
このように、超完璧肌作りにおいては肌肌肌の配合における種父(種父父)、肌父、肌肌父、種肌父が重要になるので、どこまでクロスするか常に意識することが大切です。
特に長クロスは5本以上あると安定します。意識しましょう。
9.所感
1薄は非凡がつきやすく、組みやすい一方で種の中にある因子でクロスを作らないといけない分、意外と収まりが良い配合を組むのは難易度が高いです。
故に、常に留意していることがあります。
それは、
「2因子までは自家製で作れる」
ということです。
例えば父イクリプス系から速底と速長を出して自家製クロスすれば、覇煌と闘覇でクロスしたのと同じことになります。
このゲームにおけるクロスはハネ率を規定することは有っても、最大値を規定することはありません。(気性はちょい怪しいけどネ)
また、1薄配合で1番大変なのは、結局種のツムツムです。非凡がつきやすい分真壁を使いにくく、種をたくさんつくらなければなりません。
道中のクロス箇所を頑張る程度なら、誤差と言える気がしませんか?
10.総括
相性値、キックから逆算して作った後、自家製クロスを如何に埋め込み、効率良くニトロとクロスを詰め込めるかが1薄の真髄だと思っています。
確かに1薄配合は楽ですが、故に自家製を厳選したり、クロスを追及することで1薄でも強い馬を出すことに繋がるのではないでしょうか。
終わり