株の話

最近かなり株やドル円のツイートをしている。

夏休みで暇になったから触りまくってる熱が遷延しているのだ。

 

自分が株を触り出したのは2022年の2月くらいで、その頃はちょうど春休みでモンストを始めたくらいのタイミングだった。

 

課金したいため投資に興味を持った俺は父親にその話をすると、種銭をくれた(マジで神だと思う)

 

最初に買ったのは確かカプコンだったと思う。モンハンライズが控えていたから上がるはずだと思っていたのだ。

その時のスクショが残っていた。

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めちゃくちゃ喜んだ記憶がある。

その後素人だった俺は投資についてググって初心者向けアドバイスを読み漁ったが、信用していなかったので全て雰囲気でやっていた。

 

具体的には

・安く買って高く売るのが基本なのだから、下がっている株を買う。

損切りを重要と言っている記事に対して、持っていて余程のことがなければ0円になるわけではないのだから、放置したらいつか上がるはずだと思い、含み損がいくらになっても放置←下がっているところから買っているのだから、水準が下がって戻りがしょぼくても助かるだろうというスタンスだった

・値動きが激しい方が早く儲かるので、出来高急騰中の株を買う

 

という、今考えるとまあまあ危うい(基本スタンスは変わらないが)ことをしていた。正直テクニカル的には真逆である。

 

ただまあ、要素だけ見れば強ち間違いでもないと思う一方で、出来高急騰のクソ株が、出来高がショボくなり下がって行くフェイズでも逆張りで買ってクソ握力で上がるまで待っていたのは無謀だったし、それで退場しなかったのは運が良かったなぁと思う。

 

さて話を時系列に戻すと、カプコンの後、俺は出来高急騰したログリーというド級のクソ仕手株を買ってしまう。吹いてから下がるタイミングで買って、ナンピンし、取得単価が800前半くらいになった時、種銭が切れた。15万くらいまで含み損は行ったと思う。

 

毎日膨れ上がる含み損に怯えつつ、耐え続けた俺は10日くらい待った。

 

結果、よく分からない理由で吹き上がったので嬉々として売った。

 

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その後も、似たような「投資」というより「投機」のようなトレードを繰り返していた。

 

余談ではあるが、振り返ってみると、地合いが良い時は優良株、悪い時はクソ株を買っていたような気がする。

当時は出来高を最も優先していたので、日経とグロースの関係を反映していたのかもしれない。

 

さて、調子づいた俺は父からもらった軍資金に加えて、4歳から20歳まで貯めたお年玉、入学祝い、成人祝い、諸々の金を全て追加してトレードを続けていた。

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俺のトレード歴において最も成績が良かったのはこの画像の頃である。歪な成功体験である。

 

運良くダブルスコープとエアトリの押し目買いに成功し、短期間に100万以上を儲け、万能感に包まれていた。天才なんじゃないかと思った。

 

アイスタイルを500円台で買ってしまった時は、最大で250万の含み損まで見た。毎日膨れ上がる緑色の数字を見るのが嫌で、でも見てしまう日々のストレスは半端ではなかった。

 

しかし、耐え凌いだ結果アイスタイルは急騰し、600円付近まで上がったので結局助かった。てか助かるどころか50万くらい儲けた記憶がある。

 

そう、このようになんだかんだで待ってれば助かるんだから急落したら買えばいいじゃん、という歪な思想が、数多のコイントスと忍耐力と握力で勝って裏付けられてしまったのである。

 

まあさすがに、黒閃は10回も20回も連続で決まることはない。先の画像にあるようにまだ上がるだろうと放置したgumiは900円台から600台に急落し、それ以降半年くらいずっと落下し続けたのである。今でも300円台である。さすがに資金効率が悪過ぎたと思い、今年の頭に100万損切りした。マジで痛かった。

 

その時に漸く、地力がある株は戻るけど煽られた中身のないクソ株は一生帰って来ないことを学んだ。

 

その後、下がった後戻る株と戻らない株って何が違うんだろうな〜と考え、色々なトレードを行った。貸借比率が0.2とかならいつか踏み上げられるだろう、とか思ってリンガーハットナンピンで買ったけどダメ、で、トヨタ株を下がったタイミングで買ったけど地合いが悪く、そのまま貫かれ、あまり上手く行かなかった。

 

上がった株を買うのは、どうしても生理的に嫌だったのだ。というのも、例えば今信じられないくらいのボラで動いている半導体株、ディスコ君の1番高い時は6万台である。それが今や4万に到達して戻り売りで抑えられたりしてるみたいな話なワケである。頂点で買ったら今までの利益全部死ぬよなみたいな嫌悪感があった。実際母親が7000円時代にグンゼを買って5年間塩漬けしながら靴下を貰い続けるのを見て、アレになりたくないなと思っていたのである。(現在5000円台)

 

そんなこんなで銘柄やチャートを見ている時にふと頭にこんな考えが浮かんだ。

 

(あの時3000円台だった商船三井を全部買い、今まで気絶していたらいくら儲かった?)

 

と。

結局利回りが良ければ大丈夫なんじゃね?と

 

さらに、かつて儲けさせて貰ったクソ株の現在を見た。

 

ひどいものだった。700円台だったガーラは200円に、ダブルスコープは300円に、アイスタイルは…アイスタイルはゆうて400円台だったwクソ株じゃないのかもしれない。amazon powerだね

エアトリも半値くらいになってた。ログリーも300円台だった。

 

そこで逆に、上がってるクソ株の下がり始めに空売りして儲け、優良な株が理不尽な理由で暴落したら買い、クソ株の信用短期ショートと優良株の現物長期ロング二本立てという作戦を立てた。

 

信用取引は非常に面白く、ドリコム空売りで2日で40万勝った時は脳汁が止まらなかった。

 

しかし調子に乗ってやりまくって、ディスコを空売りしていたら焼かれ、勝ち、焼かれ、勝ちを繰り返していたら、気づいたら結構な額を損していた。

 

この経験から、中身ある株を短期トレードはアメ株や為替に支配されたコイントスだなみたいな諦念が沸き、触る気がなくなってきた。

 

以上を統合し、今は以下のルールでやっている。

 

・Yahoo掲示板ランキング上位のクソ株は値動きを監視し、空売りチャンスを待つ。

・良い銘柄の理不尽な急落チャンスは信用取引全力ナンピンで、数日単位のスイングを狙う。

・信用は危ないので30万以上の含み損が出たら半分ロスカットする。

・現物については、利回り3.5以上減配なしの優良株の値動きを監視し、下がってきたら打診買い。セクターをなるべく分割してダメージを減らす。現物は絶対に売らない。(枚数の調整は可)

・ハイパー空売りはなるべくやらない。

・チャンスが来るまで余計なことをしない。

 

このチャンスと言うのは具体的には、配当と優待の合計が変わらないのに急落したサイゼリヤ、バイオの新情報がなく急落したカプコンストライキが終わって急落した海運みたいなものを言う。

 

急落は3日待てと言うが、この手のは結構飛びついていいと思っている(クソ株は別ね)

 

チャンスがない時に余計なことしないというのが1番難しい…株は触ってるだけでなんとなく楽しいのだw

 

いや本当に、目下の課題はなんもない日に触らないということである。トレード日記をつけているが、なかなか難しい。今年中に克服したいものである。

 

結局、自分は初心者であり、テクニカルもファンダメンタルも気にしてない運だけエアプマンだったんだ〜ということを受け入れ、最近は本を読んで勉強しています。

それでも直感が正しいこともあるし、経験と知識のすり合わせがこれから成されたら良いなーと思っています。

 

終わり